ウロボロスドラゴンのシルバーリング

神の化身であるドラゴン（蛇）が自らの尾を食べ、輪になったさまを「ウロボロス」と呼ぶ。
始まりも終わりも無い完全体の象徴として、古来から多くの文化や宗教で用いられてきた。

私もあなたも完全体ではない。
どちらかといえば私などは、欠陥だらけの人間である。

なんでもスマートにそつなくこなすような完璧を装った人間よりも、おっちょこちょいで、ダメさ加減を曝け出せる人間の方が、なぜか魅力がある。

私はそんな人間の方が好きだ。

アクセサリーのデザインなんかも同じで、機械で精巧に作り上げたウロボロスリングは無機質で冷たく生命力を感じないが、
すべてデザイナーが自らの手でハンドメイドしていくウロボロスのデザインには、なんとも言えない味があるのだ。

不完全だからこそ、そこにもっと前に向かおうとする上昇のエネルギーが宿っている。

だから、この指輪は、完全体ではない。

この指輪を身につけていることで、不完全さを常に意識してもらえたらと思う。

ウロボロスドラゴン

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